英語を勉強しましょう2

中学生

前回お話しした英語の勉強について、もう少し踏み込んでいきます。

あらかじめ、今回は英語が苦手な人向けです。

英語の勉強の注意点

いきなり注意点の話から入ってしまいますが、英語を勉強する上で気を付けてほしいこと。覚悟しておいた方がいいこと、といった方がいいかもしれません。

それは、「英語は勉強してもすぐには点数に結び付きにくい」ことです。学年が進めば進むほどこうなります。

例えば、数学や理科の場合、「この分野はできる(方程式や図形、植物や電気など)」状態になると少なくともその分野では点が取れます。英語に比べて分野の結びつきが緩いからです。

英語は違います。I am ~.やI like ~.の上にI can ~.があり、he is ~があり、三単現のsがあり、過去形があり、進行形があり、その上にI will ~.があり、不定詞があり・・・というように、独立して切り離された文法がほとんど存在しないのです。

過去形はさっぱりだけど、関係代名詞だけはばっちり!なんてことはあり得ません。

英語が苦手な場合、その土台になる文法やbe動詞と一般動詞、進行形や過去形と積み上げて勉強しないと、読むことはできません。長文ともなるとなおさらで、様々な文法や単語が目白押しです。特定の文法だけマスターして突っ走ることはできません。

英語の勉強の第一歩はこの土台作りから始まります。ここに時間がかかるため、いきなり点数が上がることはないのです。

そして前回もお話ししましたが、勉強が苦手な人は、ほとんどの場合、根気がありません。頑張ってるのに伸びない、とすぐにやる気をなくします。頑張っているといっても、その実は「過去のつけを払っているだけの段階」なのにです。そこについても自覚的にならなくてはいけません。

英単語を覚える

本質的なお話にならないので言いにくいのですが、中学英語は文法がまだまだ平易です。言い換えれば、英単語の力で理解しきれる余地が残っています。「単語をつなぎ合わせて、適当に意味の通る日本語にしてしまう」という力技です。その力技に最悪すがれるように、英単語だけはできるだけ積み上げておきましょう。でも、大学受験まで考えるのであれば、この考え方で勉強するのはやめましょうね。

ただ、最近は英単語を覚えるのにも苦労している中学生が増えたように思います。私の所感ですが、日本語の意味もよく分かっていないのではないかな?と思います。犬や本のような名詞であれば問題はないでしょうが、「おなかがすいた」や「怒っている」のように形容詞や副詞になるとその傾向が顕著です。覚えられても、文中で使えなくなっているのだと思います。

英語の語順を知る

英語と日本語の語順の違いを意識しましょう。

よくあるのが、「日本語の語順のまま英語で書く」間違いです。

「私は今日、サッカーをします。」を英語にすると、I play today soccer.と間違えてしまう類です。

「私はメロンが大好きです。」をI like very much melons.としてしまう類です。

日本語と英語を見比べて、「たくさん書く」ようにしましょう。語学はつまるところ習慣ですから、習慣的に英語を書くようにすれば、いつか身につくようになります。

基本文を暗記する

教科書や参考書、塾の問題集などには、各文法の基本文が載せられています。

語順や新しい文法の感覚に慣れる一番手っ取り早い方法は、この基本文を徹底的に暗記することです。

日本語を見たら、「この語順でこう書けばいいのか、言えばいいのか」と理解できるまで暗記するのです。文法特有の考え方も基本文とともに習得してしまう勢いで暗記するのです。

練習問題を解く

参考書や問題集には、基本問題などの題で練習問題が載っているはずです。

基本文で身に着けた考え方、語順、訳し方を頭の中で再現しながら問題を解きます。

頭の中で、問題を見てから考え、答えを書く、訳すまでのプロセスが再現できるようになっていれば、その分野はマスターしたといっていいでしょう。

この「再現性」は他教科(特に、理数系の科目)にも大いに役立ちます。ここまでの理解を伴った学習ができている人は、たいてい数学などの科目も勉強できるようになっています。科目という見かけが違うだけで、結局やっていることが同じなんです。

まとめ

英語は勉強が大変な科目だと思います。その分、勉強ができると、他教科にも応用が利く、お得な科目ということも言えます。

英語が嫌いだから、といって勉強しないのはもったいないですよ。

今からでも遅くはないと思います。英語を通じて「勉強できる」感覚になってみませんか。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

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