私的体験授業論

中学生

新年度に向け、塾探しを本格的に始められる方が多くなる時期です。

どの塾でも行っていると思われる体験授業について、当塾のスタンスを含めたお話をしようと思います。

体験授業の位置づけ

体験授業というと、「この塾ではどんな授業をするのだろうか」「どんな先生なんだろうか」「どんな生徒が来ているんだろうか」など、塾の中身や雰囲気を知ってもらう目的で実施されることが多いものです。

もちろん当塾でもそうです。

そのうえで、「この子に合いそうだ」「楽しそうだ(これの良しあしは置いておいて)」など、前向きに検討できれば、本入塾という流れになるのが一般的です。

塾によっては、ここに入塾テストやクラス分けテストを行うこともありますね。

当塾の体験授業

当塾では、体験授業はもちろん行います。費用等も特にいただいていません。今年度からは学年によって曜日が固定されるため、曜日を選ぶのは難しいですが、1週間の期間で全科目および演習指導を体験していただけるようにします。

また、小さな個人塾ですので、クラス分けなども特に行いませんから、入塾テストやクラス分けテストなどもありません。

当塾の雰囲気や授業の流れなどを体験していただくという、一般的な体験授業と変わるところはありません。

当塾の体験授業の位置づけ

ただ一点だけ、当塾には体験授業を行う明確な目的が上記以外にあります。それは、

「当塾で指導できるお子さんかを当塾が判断する場」でもある

というスタンスです。

「人の話を聞けるのか」「ほかの生徒に迷惑をかけることがないか」といった、学力とは少し異なる観点で判断させていただく場だ、ということです。

入塾テストを行わないのは、学力だけでお子さんを判断したくないから。

でも、学力とは違った観点で指導が困難と思った場合は、心苦しいですが体験段階でこちらからお断りさせていただくことがあります。

また、体験授業に来られたお子さんをお客さん扱いすることもありません。

当塾は個別指導塾ではないため、グループに混じって授業を聞いていただくことになります。

他の塾生と100%同じように扱う、というのはさすがに不可能なので気を配りはしますが、お子さんにとっては「体験」であっても、私やほかの塾生にとっては大事な「授業」です。やる気がないと判断されれば、体験であっても怒られます。邪魔は許しません。

私的体験授業論 体験授業を検討されている方へ

こういうと、「なんか厳しい」と思われそうですが、本音で書きました。

当塾に限らず、体験授業を受けに行かれることを検討されている方へ。

体験授業は、「自分が選ぶため」という視点だけで考えない方がいいと思います。心ある塾であれば、体験授業を「塾が判断する場」ともとらえています。集団に混じりに行くわけですから、デパートの試食などのお試しとは感覚が異なります。

逆に、体験授業の時だけ優秀な人気のある講師をあてて気に入ってもらい、入塾後は違う講師に変わってしまった、というお話もよく個別指導界隈で聞きます。そういう風に体験授業を「外面を飾った場」にしている塾もあるようですから、難しいですけれども気を付けてください。

大事な塾選び、しっかり考えてあげてください。

そのうえでもし当塾が気になられたら、お気軽にご連絡くださいね。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

お問い合わせはこちらまで

タイトルとURLをコピーしました