「勉強の仕方」論

前回勉強法のお話をしたせいなのか、なぜかこのテーマに火がついてしまったので続けたい。

「勉強の仕方を教えます」という触れ込みの塾は数多い。特に大学受験界隈は、オンライン塾が増えてきている分、なおさらそうなるだろう。

そういう塾を否定するつもりなんてさらさらない。ただ、安易に「勉強の仕方を教える」塾という言葉を真に受け、「うちの子も勉強のやり方を教われば成績アップ、有名大学あるいは高校に合格♫」なんていう幻想を抱くかもしれない人たちに苦言を呈したい。

今日は勉強の仕方を「教わる」のウソをお話ししたい。

大前提:勉強の仕方はゼロから教わるものではない

いきなりで恐縮だが、勉強の仕方はゼロから教わる類のものではない。

前回お話ししたように、勉強の仕方は単純明快。勉強すればいいだけの話。そこからの逃げ口上として生まれたといっていい、「勉強の仕方がわからない」に騙されてはいけない。

本当の勉強の仕方を教わる資格があるのは、勉強をしている人だけなのだ。

そもそも勉強をしていない子供に勉強の仕方を教えても無駄。どうせ実行なんてしはしない。本当に文字通り勉強の「仕方」がわからないのなら、こう言えばいいだけ。

「鉛筆を持ちましょう。ノートと教科書や問題集を開けましょう。問題を解きましょう。」以上。

勉強の仕方というのは教わるものではないのだ。では、勉強の仕方とはどういうものなのか。

勉強の仕方はやりながら教わるもの

勉強の仕方は「ゼロから」ではなく、「やりながら」教わるものなのだ。

仕事を教わる立場になれば、お分かりいただけると思う。話だけして、手順だけ教えて、「はいやってごらん」では、仕事は覚えにくい。やりながら、「ここは違うよ」とか「こうすればスムーズに行けるよ」と言ってもらって修正することで、仕事のやり方、作業の進め方、もっと言えば皆さん大好きな「効率のいい」進め方がわかるのだ。

勉強法を教わりたければ・・・

だから、勉強の仕方を身に着けようと思うならば、まずは勉強しなければならないのだ。

何か禅問答みたいになってしまったが、要はこういうこと。

本当に勉強法を教わりたいのなら、まずは自分で勉強して苦労しなさい。しかして後、指導者を頼ってよりよい勉強の仕方を教わりなさい。そうすれば、本当に「勉強の仕方」が身につきますよ。

最後に

勉強していないのに「勉強のやり方がわからない」とほざいているお子さんにはこう言いましょう。

「勉強してないやつにそんなこと言う資格はない。」

わが子が「勉強の仕方がわかれば・・・」と思っているお母さんにはこう言いましょう。

「あなたのお子さんは多分勉強には向いてません。あきらめましょう。」

わが子が「本当に勉強している」または「勉強する気がある」のに「勉強の仕方がわからない」なら。

一緒に勉強しましょう。一緒に勉強の仕方を見つけていきましょう!!(最後は宣伝)

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

お問い合わせはこちらまで

タイトルとURLをコピーしました