前回・前々回に引き続き、当塾の新年度教科指導の方針をお話しします。
国語
国語では、通年指導用教材を用い、短い文章から標準レベルの長文までを素材にしながら多くの文章に触れ、指示語や接続語、段落のつながりの読み取りを徹底して学びます。
国語の力は読書量とはあまり関係ありません。文章の読み取り方を知っているか、言葉を多く知っているか、論理的に考えることができるか、書くことができるかの鍛錬にかかっています。当塾では多くの種類の文章に触れることを目標にしていきます。古典も同様です。
並行しながら文法、漢字もテスト等を通じて知識を増やしていってもらいます。
学校授業をおろそかにすることは当然できませんので、学校教科書の進度に応じ、教科書準拠教材を自宅学習課題等で進めてもらいます。こちらでは解答解説の読み方にまで言及し、自学力の向上を図っていきます。
社会
社会は基礎教材を「サブノート」にすることを進めます。
当塾には社会の参考書等も用意していますが、あらかじめ整理された参考書に初めから頼るのではなく、自分で「見直し教材を作る」ことをさせます。授業等による指導にはなじみにくいので、ノート作りを中心に指導します。
その後は基礎教材の確認問題や教科書準拠教材を繰り返し解き直すことで「もう見飽きた」状態になるまで進め、知識を頭に刻み込ませることを徹底します。今回の学年末テストでもその効果を発揮して成績を向上させている生徒がいます。生徒全員がその状態になるよう徹底指導します。
理科
理科も社会と同じです。基礎教材をサブノート(見直し教材)に作り上げます。本来はまっさらなノートを作り上げられれば理想ですが、問題演習までのプロセスを短くするため、教材の力を借りることにします。ノートを作り上げられれば、まとめや確認問題で知識を整理します。
その後は演習教材に移行しますが、今回採用する演習教材は類題演習量がこれでもかというくらい多い教材です。これを何回も周回することで「どんな問題が出ても『何を聞かれている問題かわかる』状態にする」ことを目標に徹底指導します。
まとめ
今回は以上です。まとめると「国語はじっくり、社会と理科は自学力を高める」を徹底指導するのが新年度の方針、といったところです。
次回は受験指導のお話をします。