こんにちは。
前回、小学生の間に基礎学力を身に着けないと、中学生になってからでは手遅れになる可能性が高い、とお話ししました。
この基礎学力について、なぜ小学生の間でないといけないのかを中心にお話しします。
基礎学力そのものについては、回を改めてお話ししようと思っています。
基礎学力
定義はいろいろあると思いますが、私は
「読む、書く、計算」の基本ができ、「考える力」のベースになる学力
ととらえるようにしています。
なぜ小学生のうちがいいのか
小学生、特に低学年の間は当たり前ですが習う内容が簡単です。
簡単な問題のうちから「自分で手を動かして解く」「自分で考える」「パパやママの力を借りる」訓練ができるのが低学年の特権です。パパやママも内容が簡単だから教えやすいですしね。
これが高学年、さらには中学生になると難しくなってしまいます。
なぜ高学年以降は難しいのか
いろいろ原因はありますが、まずは「低学年の内容があやふやだと理解できない単元が増える」ことがあります。内容面の問題ですね。分数の計算ができないまま、やれ約分だ通分だといわれても「?」になるでしょうし、漢字を全然覚えていないまま新しい国語のお話を読んでも内容はさっぱりでしょう。
次に、お子さんの性格面の問題があります。低学年の頃と違って思春期、反抗期の入り口に差し掛かり、お子さんに自我が芽生える年頃ですから、「低学年のおさらいをすることをプライドが許さない(何言ってんの?と思うかもしれませんが結構います)」「親や先生など、大人の言うことを聞きにくくなってくる(成長の一過程ですから仕方がないのですが)」といった、成長に伴う問題が学力形成の妨げになることがままあるのです。
さらに中学生になると、時間の問題も発生します。学校の授業だけでもスピードが速くて大変なのに、交友関係の広がりや部活動で帰宅時間が遅くなるなど、基礎学力をつけるために必要な「じっくり時間をかける」余裕がなくなってしまいます。
まとめ
いかがでしょうか。
何事も早めにすることは大事ですが、とりわけ学力の問題は取り返しがつかなくなる危険性が高い問題です。思い立った時がはじめ時です。学力向上に向けて取り組ませてあげてほしいですね。我々もそのお手伝いをしていきます。