携帯ショップで感じるリテラシーの大切さ

塾長のつぶやき

昨日、携帯電話を新しくしようということで、家電量販店に赴いたときの話。

先にトイレに行った後で店内に入ると、店員(案内員?)が妻に声をかけていた。「どこどこの会社だと〇〇で・・・」というよくある一幕だ。

その後、料金の案内をしましょうか、ということでとりあえず出してもらうことにした。何やら紙に携帯代、割引料金、月の支払いなどいろいろ書きながら話してくれるのだが、そのうち全く考えていなかった携帯キャリアの料金プランの話をし始めた。詳細は書いてもややこしいので書かないが、話をしている前で、私はさっさと頭で電卓をたたき、結局何も得がないことが分かったので、「ありがとうございました」と引き取ってさっさとその場を後にした。

携帯会社や店員に対する悪口を書きたいわけではなく、私が帰りの車の中で考えたことなのだが、「みんなこの話を聞いて、よく考えて決めることができるんかな?」とずっと思っていた。おそらく、店員さんはマニュアルないしは提案のコツのようなものに従って私たちに話してくれたんだろうと思うのだ。そこに対して思うことは何もないのだが、これらの話を聞いて決断するには計算がいる。料金支払いのタイミングや期間中の支払総額などの計算がいる。それらの判断もないまま、本当に冷静な判断をして決定することができるのだろうか。

そういえば、私たちがいた席の近くで若いお兄さん(多分成人)が両親と思しき人と説明を聞いていたが、彼は焦点の定まらない視線で、ボーっと口を開けたまま話を聞いていた。多分何も考えていやしないのではないか、とさえ思えてくる。

何度も言うが、携帯会社や店員さんに対する悪意はみじんもない。聞く側の、あるいは契約する側のリテラシーに関して考えたいだけだ。そのためにも、アレクサンドラ構文の日記で書いたような、読み取りに関する力や思考力がなければ、気が付けば大きな代償を払わされるような気がしてくるのである。

でも結局、今回のケースでは、店員さんの説明に対して不信感しかわかなかったので、私たちは家に帰り、ネットで加入申し込みをすることにした。何しに電器屋さんに行ったんだか(笑)。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

お問い合わせはこちらまで

タイトルとURLをコピーしました