高校受験でも、志望校や受験校について決定するタイムリミットが少しづつだが確実に近づいてきている。
オープンハイスクールや説明会などに足を運び、「あの高校いいな、あそこの高校行きたいな」と考えていることと思う。
ここで考えなければいけないこととして、塾生にも話すことがある。
「志望校に行くために頑張る」とはどういうことなのか、改めて考えたほうがいい、ということ。
偏差値を伸ばす、合格点に届くように点数を伸ばすのは大切だ。
ただ、その点数や偏差値とは一体何かを考えておく必要がある。
それは「高校が求めるレベル」だ。
高校がいちいち、「こんな生徒に来てほしい」と具体的に提示することはない。ホームページなどで、求める生徒像を示していることはあるが、あれは申し訳ないが抽象的でわかりづらい。
受験が近づいている今の時期だけは、「高校の求めるレベル=高校の偏差値、高校の合格点」のように、具体的な数字に置き換えて考えたほうがわかりやすい。そのレベルの人たちに肩を並べれば合格できる、と考えたほうが、勉強にも励みやすいのではないかと思う。
もうひとつは、「その高校の入学式に喜んで参加している、わくわくしている自分が想像できるか」ということ。
もしできるというなら、それはあなたにとってれっきとした「志望校」だと思う。
公立高校であれば、道でその高校の制服を着たお兄さん、お姉さんを見かけることがよくあると思う。
同じ制服を着て自転車に乗っている毎日が想像できるだろうか。
その毎日を送ることは楽しみだろうか。
もしそうでなければ、受験勉強なんてただの苦行でしかない。