前から何度か、勉強の仕方がわからない、という考えに対して意見を書いてきた。
ただ、もちろん私見でしかないのだが、私は(あくまで学校における)勉強の本質というのは「先生が言ったことをわかろうとする作業」だと思っている。問題を解くことも暗記することも、漢字を練習することも、あくまで手段の一つであって、本質ではないと思っている。
先生の授業の良し悪しなどには関係なく、授業というのは一回聞いただけで理解できることは少ない。それができる子は、とりわけ理解力などの才能面で恵まれている子だと思う。多くの子たちにとっては難しいことだと思う。
さすれば、勉強するときには、「ああ、先生が言ってたのはこういうことか。」と理解することにほかなるまい。そのために計算などの練習が必要ならすればいいし、英単語などの暗記が必要ならすればいい。参考書で詳しく解説されていることを読んで理解の手助けにしてもいいし、塾の先生や友人などに聞いてみたりするのもいい。
ただ、先ほども言ったとおり、それは全て「方法、手段」に過ぎない。大事なのはその手前にあるものだ。それは「先生の言うことを絶対わかるようにしてやる」という気構えだ。そこがないと、手段をいくら伝えたところで意味なぞない。
そういうわけで、この「わかりたい」という気持ちがない中で吐かれる「勉強の仕方がわかりません」に貸す耳はない。私の耳を通って伝わるメッセージは「やる気はないので手っ取り早く行ける方法が知りたいでーす」でしかないので、答える気はない。
ゴールデンウィーク休みに合わせ、この日記も6日の火曜までお休みします。