今年の中学2年生、学校の理科での確認テストがしつこいようで喜んでいる。化学分野なので、まずは元素記号の暗記が基本になる。そこで学校では何回も元素記号の暗記テストを課すことにしたようだ。私の方でも、暗記の機会はできるだけ作りたいのだが、そこは毎日通う学校の方がいいと思う。さすがにすべての教科で毎日のようにテストを課すのはどうかと思うが(授業も進めんかい!と思わなくもないので)、大事な暗記部分だけでも細かく重ねて補充しようという考え方に感服している。
以前より私は、塾の役割は過度な予習で学校を超越していくことでもなければ、「学校ではできないこと」と称して学校を半ば敵視するような姿勢でもないと思っている。学校と一線を画すのではなく、学校と連携ないしは連動することにあると思っている。学校と連絡を取りながら何かをする、ということはありえないが、学校の勉強にできるだけ張り付きながら、人によっては学校を超える勉強を、また人によっては学校授業の基礎にのみ特化した勉強を、といった具合で学校の授業を軸にしながら理解ができる子と苦手な子に合わせた学習を支えることだと思っている。
学校が暗記などのテストをがっつりやってくれるのなら、そこで結果が出せるように張り付きたいし、あまりテストの類をやってくれないのなら、しつこいほど教科書内容の確認を行わせたい。そのためにも、学校授業のことを塾生からしっかり聞き取りたい。