中学生の勉強に関するお話もこれが最後。勉強の数値化と復習の大切さに続いて、今回は基礎の話をしよう。
中学校での勉強は、簡単に言ってしまえば「小学校の勉強の応用」ととらえたほうがいい。小学校で習った事項について体系的に整理したり、概念を拡張して進めていくのが、中学校の勉強と言っていいだろう。付言すれば、中学校での勉強の応用ないし体系化(拡張)が高校の勉強だ。
したがって、まずは中学校の勉強における基礎をしっかり押さえることが、勉強の第一歩と言っていい。小学校で勉強した内容に何がプラスされているのか、小学校で勉強した内容をどういう風に使っていけば中学校の勉強になるのか、という部分を押さえて授業を受けるのが肝要だろう。
以前、基礎と応用について書いたことがあるが、「応用が苦手」という人はほとんどの場合基礎ができていない。その意味においても、まずは基礎を押さえて勉強できる体制を作り上げていくようにしたい。
本格的な授業が開始される前に。