中学生の勉強①勉強の数値化

中学生

新しく中学生になる皆さんへ、という題で考えてみたい。

小学生と中学生の違い、という観点からいくつか話を続けてみたいと思っているのだが、まずは科目や勉強の仕方などのような細かい話は置いておき、大きな話から始めていきたい。

中学生からは、勉強の結果が数字で表される。今まででもテストの点数はあったよ、と思われるだろうが、それだけではない。大きな数字はこの二つだ。

一つ目は成績。今までの「あゆみ」は各項目に「よくできる」「できる」「頑張ろう」があり、それぞれ〇印がつけられるだけだったが、中学生の成績はそれに加えて5から1までの5段階の数字で、各科目の成績が表される。これが3年生になったとき、最終的には内申点となり、高校入試の点数になる。その割合は50%。当日の入試と同じだけの点数を、成績表の数字を基にした計算ではじき出されることになるのだ。

もう一つは順位。定期テストや課題テストなどの大きなテストのたびに点数個票が配られ、そこには各科目の点数に加えて、学年の中で何位だったのかや、偏差値などが記載される。皆が受けたテストの結果、もっと言えば勉強の結果が順位という形で数字になって表されるのだ。順位なんて気にしません、というのであればそれで全然かまわないが、将来高校受験などで少しでもいい高校に行きたいな、と考えるのであれば、点数だけではなく、学校内で自分が(あくまで勉強についてだけ)どんな位置にいるのかがはっきりと示されることを覚悟し、この順位を上げられるのかを考えて勉強しなければならない。

簡単に二つ挙げてみたが、今回考えたかったのは、勉強における「数字」だ。中学生になる、ということの大きな変化の一つは自分の行動あるいは勉強に関する「数値化」が行われることにある、全体の中における自分の位置が、はっきりとした形で示されてしまう、ということについて少しずつ考えてみてほしいと思う。

におか塾は、尼崎市立花町の「勉強を鍛える学習塾」です。

お問い合わせはこちらまで

タイトルとURLをコピーしました