基礎を磨く夏①

以前、夏休みに向けて「基礎の徹底」を課題にすることを話した。

夏休みはしっかり「基礎の徹底」を行いたい。

学校の授業がないこの時期、基礎の反復にはもってこいなのだ。演習用教材に手を伸ばし、演習教材の基礎問題を徹底反復させる。今、60点が固まっている生徒は70点を地盤にさせる。70点が地盤になっている生徒は80点を地盤にさせる。生コンクリート状態で足が沈んでしまうような状態にはさせない。象に踏まれてもびくともしないような地盤、基盤をこの時期に作り上げたい。

中学1年生

1年生の中心は英語、数学、国語だ。

中でも英語を一番の優先課題にしたい。膨大な英語をひたすら読み、書く。おかしな英文に対する違和感が芽生えるまで徹底する。I am student.やAre you play tennis?のような英文が直感的に「おかしい」といえるようになるまで徹底する。見た瞬間、意味が「秒で」わかるまで英単語に触れさせる。日本語を見た瞬間、英語のスペルが頭に文字で浮かぶくらい英単語に触れさせる。

数学は計算分野の足固めが必須だ。文字の計算、カッコはずしなど、小学校で親しんでいない分野を我が物にできるくらいの練習量を課す。方程式の解き方までを進め、文字式の計算と方程式の解き方は別物であることを脳みそのひだの裏側まで埋め込む。

国語で大事なのは読文量だ。教科書の文章はいいものがそろっているが、いかんせん一つ一つの文章に時間をかけるため、量が不足する。数多くの文章にアタックし、段落の構造、指示語の感覚を肌で感じられるまで読みまくってもらう。問題が解けるようになるのももちろん大切だが、とにかく短い文章でいいので、量を読むことに注力させたい。

中学2年生

中学1年生と基本は同じ。この時期に必要なのは基礎の地盤固めだ。

一番注力するのは英語。中1英語の延長がメインだった1学期からいよいよ中学英語の真骨頂に入る時期だからこそ、「基本文が読める、書ける」を基礎→演習教材にわたって徹底させる。その基盤を持って、2学期内容の予習に踏み込む。1学期に基礎を積み続けた生徒の中には、いちいち英単語を調べる回数が激減した者もいる。英単語に何度も触れるうちに身につき始めたのだ。この傾向をさらに発展させていく。

数学も同様。ただしこちらは予習以上の先取り学習を進めたい。教科書レベルの基礎問題はすぐに回答できる力をつけていく。メインターゲットは1次関数。今後の数学を占う重要単元と位置付けている。

国語は通年教材の文章を「量」重視で読み込む。1年生と同様だ。国語という教科の一番の泣き所は「勉強が点数に結び付く実感が薄いこと、結び付くまでに時間がかかること」にある。薄さを量で補おうという寸法だ。

夏休み、変わらないのは「実りある勉強」

小学生、中学生問わず、勉強にとって大事なのは「実り」だと思っている。「実り」の先にあるものが点数であり、合格だといっていい。この夏休みがその絶好の機会であってほしいと思うし、絶好の機会にしてあげたいとも意気込んでいる。

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