塾長のつぶやき

勉強

自分の言葉→殻を破る

先日来、生徒たちと接している中で意識している言葉がある。「自分の言葉」だ。自分の言葉というのは、誰かからの借り物でもない、自分の思いを、自分の脳みそという機械を通して他人に向けて発する言葉だ。これを持っている子供たちはずいぶん少なくなったよ...
中学生

今、不安なこと

最近、何名かの生徒にこんな言い方をしている。「今、何をしたい?何が不安?」入塾当初はこちらが勉強内容を先導するようにしていたが、今は「自分の不安な部分」に焦点を当てさせるようにした。するとちゃんと答えが返ってくるようになった。「社会がやりた...
中学生

目指す指導の形

ゴールデンウィーク中に考えたことを一つずつお話ししていきたい。昨日は愚痴をSNSに投稿する先生について考えたことをお話しした。今日はもう少しポジティブな話題について考えたい。塾で教えるうえで避けて通れない問題は「どれくらい教えるか」だ。手取...
塾長のつぶやき

愚痴を言って何になる?

ゴールデンウィークが終わった。私の方ではあまり遠出することもなく、近場で少し遊んだ程度で、あとは今後に向けた勉強の進め方などをゆっくり考える時間にしていたのだが、この間、いろいろな塾や塾講師の話をネットやSNS等で読んだ。そこで気になったの...
勉強

少しの進歩、でも大きな一歩

生徒全員に話していることだが、私は少々どころかかなり性格が悪い。口も悪い。小さなミスであっても(というより小さなミスの時ほど)容赦なく馬鹿にするし、問題に正解しても「なんで?なんでそれが答えなん?」と説明を求めること多々。本音を言えば生徒か...
勉強

「とりあえず」はもっと禁句

昨日に続く。昨日は母との思い出をきっかけに「何点取れたらいいな」という人間の覚悟の弱さの話をした。テストの点数でも大概私はカミナリを落とすのだが、もっとひどいのは志望校についてだ。高校受験、大学受験の指導経験がある私だが、特に大学受験におい...
勉強

「できたらいいな」は禁句

唐突だが私の母には嫌いな言葉がある。スポーツ中継などを見ていると勝利者インタビューがある。あのときにインタビュアーが「次の試合に向けて一言お願いします」という感じの質問を優勝インタビューでもない限りほぼ必ず投げかける。その時の返事が気に食わ...
勉強

負けん気

ある日の授業中。中学生の一人が問題集を目の前にして手を止めている。どうやら解き方が思いつかず苦戦している様子である。私はすぐに手は貸さない。一生懸命悩んでいる時間、脳内の細胞は活性化し、記憶を呼び起こそう、考え方を整理しようとフル稼働中であ...
勉強

単語テストにみる個性

当塾では週に1回(木曜か金曜)英単語テストを課している。小学生(英語受講者のみ)は週に30~50語(内容によって変動)。中学1,2年生は40語程度、中学3年生は80語弱。範囲はもちろん事前指定。「1週間かけて覚えておいで」と声はかけてある。...
勉強

前近代的塾の形?

中学3年生に数学の平方根を教えている。中学1年生が私の板書をじっと見ている。当たり前だけれども1年生はルート記号の意味なんか知らない。一言「割り算みたい(割り算の筆算の形がルート記号に似ているということだろう)」。こういう反応は私を大いに刺...