勉強における「基礎」

こんにちは。

前回、「基礎」、「基本」に対するよくある勘違いをお話ししました。

今日は「では『基礎』って何なの?」ということにもう少しだけ考察を加えてみたいと思います。

基礎の意味

辞書などで調べると、基礎という言葉にはこのような意味があります。

「物事を成り立たせる、おおもとの部分」

もう一つ意味があるのですが、それは建築に関係する意味なので割愛します。

では、勉強にとっての「基礎=おおもとの部分」というのは何なんでしょうか?

また、基礎ができているかはどう判断すればいいのでしょうか?

私なりの解釈ですが、2つのアプローチで私は判断します。

①教科、単元の基礎、②勉強そのものの基礎です。順番にお話しします。

教科、単元の基礎

簡単に言いますと、「考え方」、「仕組み」です。

その考え方を、図表や証明、式の計算などを通じて解説しているのが「教科書」です。

その教科書に書かれた内容を具体的に解説したり、一緒に考えさせたりしてくれるのが「学校の授業」なのです。

「基礎」の習得というのは、教科書を読み、考え方や仕組みを理解すること、読んでわからない部分は先生の授業を思い返して補足することなのです。その使い方の定着のためにあるのが、問題集や塾テキスト、学校ワークなのです。

東京大学に合格する人の中に、「教科書がわかっていれば東大は受かります」という人がいます。これは、教科書から学べる「基礎」を、どんな問題にも応用できるように理解している、ということに他ならないのです。実際、東大などの入試問題では、この「基礎部分」が本当にわかっているかをあらゆる角度から突っついてきます。それがあまりにも難しいし大変だから、東大は日本最難関なのです。

幸いと言ってはいけないかもしれませんが、中学校の教科書内容はめちゃくちゃ簡単です。本気で基礎を理解できる子であれば、1年あれば中学3年分の内容なんてマスターできます。中学校で勉強に困っている、成績が悪い生徒というのは、(障害を持っているなど本人の力ではどうにもできない場合を除いて)この「基礎」を習得する習慣を小学校時代に育めなかった(親が育ませなかった)か、単にやる気がないかのどちらかです。

次回は②勉強そのものの「基礎」についてお話しします。

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