基礎にまつわる勘違い

こんにちは。

ここまで、中学校の成績について、やや暗い話が多かったのですが続けてきました。

今回は少し話題を小学生含めた全般向けに変えていきたいと思います。

といっても、明るい話題にはならなさそうですけどね(笑)

まずは第一弾として、勉強の「基礎」について。

よく聞く言葉「応用ができない」

「うちの子、基本はできるんですけど応用になると難しいんです。」

塾講師の経験を通してよく伺ったセリフです。

まだ若かったころは「そうですか」と言葉通りに受け取って、あとで「?」となることがとても多かったように思います。

なぜか。

今ですとはっきり言えることがあります。

上のセリフは大きな本人や保護者の方の大きな勘違いなんです。

正しくはこうです。

「うちの子、応用ができないので、基礎が身についていないと思います。」

そうなんです。

基礎ができていれば応用問題は解けるのです。応用問題が解けないのは、基礎ができていないからなのです。

今日はこの勘違いを紐解いていきたいと思います。

勘違いの原因①「基礎=簡単」という勘違い

こんな風に思っている方いませんか?

「基礎」=「基本」=「簡単」

勘違いするのも無理はありません。

市販の問題集や学校のワーク、塾のテキストでは、「基本問題」、「確認問題」、「標準問題」、「応用問題」、「発展問題」などの見出し(他にもあります)で問題レベルを区分けしています。この構成だと、「基本問題」は一番簡単な問題に分類されますから、「基本」=「簡単」と思ってしまうのも無理はないのです。しかも、この手の問題は、学校の授業で聞いたことが多少なりとも頭に残っていれば書ける(解けるではないことに注意してください)ので、保護者目線でも「基本はできる」と映ってしまうんですね。

そして、この「基礎」という言葉、大変重たい意味を持つ言葉なんです。この「基礎」については、次回にお話ししたいと思います。

勘違いの原因②「基礎」と「応用」の関係性への誤解

上の①とも関係するのですが、「応用」というのは、「難しい」という意味ではありません。

「基礎がわかっていますか、使えますか?」を角度を変えたり、問題を複雑にして問うているのです。

同様の言葉に「標準」があります。

これも、「基礎がわかっているレベル」=「標準」という意味で理解すべきです。

「基礎がわかっている人なら解ける問題」=「標準問題、応用問題」と考えておきましょう。

現状を正しく分析しましょう

「応用ができない」=「基礎ができていない」ということ

「基礎」=「簡単」ではないということ

これをしっかり認識しておきましょう。

次回は「基礎とは何か」についてお話しします。

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