こんにちは。
今回は成績についての続き、「2」と「1」についてお話ししましょう。
成績「2」
成績「2」というのは、「努力を要すると判断されるもの」、内部的には7から5点が該当します。簡単に言いますと、Bがほとんどない(1つ以下)場合になります。
具体的には
「テストの点数が平均を下回る」
「提出物を忘れる、出していたとしても完成度が低い」
「授業に積極的に参加できていない、しっかり聞けていない」
といったところでしょうか。
学習態度に問題がある、と判断されていることになります。
成績「3」の基準が低い(昔の2相当)現在、かなり危ない評価をされていると認識しておきましょう。
まずは授業態度や提出物など、本人の気持ち次第で改善できるところから手を付けていけば、「3」に伸ばすことは不可能ではありません。そこから改善していけば、テストの点数にやがて反映されますので、粘り強く取り組めれば「4」くらいまでは伸ばせます(もっとも、その粘り強く取り組む姿勢を小学生の時から培えなかった結果ともいえるのですが)。
でも本人、保護者ともに本気で取り組み、極端に言えば生まれ変わるつもりぐらいの「覚悟」があるなら何とかはなります。
学校からの「このままいったらまともな大人になれないよ」というイエローカードだと受け止めて危機感を持ちましょう。
成績「1」
「1」は、「一層努力を要すると判断されるもの」、内部的には4~3点が該当します。わかりやすく言うと、オールCかつ、C〇(=2点)は1つ以下の生徒です。
「テストの点数が極めて悪い」
「授業はまともに受けていない、発言もしないか、当てられても答えない、忘れ物も多い」
「提出物はほとんど、あるいはまったく出さない」
こんな感じでしょうか。
簡単に言ってしまうと、「勉強以前の問題が著しく重大」ということになります。中には、何らかの理由で学校に通えていないために「1」がつく子もいると思いますので、そういう場合は事情のある事なので仕方がないと思います。ここでは、普通に学校に通っているのに「1」が付く人について。
「人の話を聞く」「返事をする」「言われたことをする」「期限を守る」・・・
お仕事をされたことがある方なら当然お分かりだと思いますが、社会人になったら当たり前にできていなくてはいけないことですよね。
それら当たり前のことができていませんよ、という学校からの警告です。「2」がイエローカードなら、「1」はレッドカードに近い状況です。退場にはなりませんけどね。
また、高校進学の際にも不利になります。
公立高校の場合は内申点にダイレクトに響きますし、内申点があまり考慮されない私立高校でも、「成績に1が付いている場合は出願できない」「成績に1がある場合は別途審議の対象となる」など、不利に取り扱われる、もしくは受験そのものができなくなる場合が学校によってはあるのです。
正直なところ、成績「1」からの脱却はかなりハードです。
勉強というよりもしつけの面の問題が大きいからです。成績を伸ばす、勉強する、という前の段階で、日常生活から見直さないと、改善の糸口はないかもしれません。
あまり言いたくないことではありますが、「1」という数字は、中学校に入るまでの段階(あるいは入った後も)でしつけがしっかりできていない保護者に向けての警告と受け止めるべきでしょう。当たり前の話ですが、学校だって何でもかんでも面倒を見てくれるわけではありませんから。
公立中学校では、もうすぐ中間試験が始まります。まずはこの機会に見直せるといいですね。
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