こんにちは。におか塾塾長の新阜(におか)です。
3回にわたり、大学受験に関する話題をお話ししましたが、ここでは、高校選びについてお話していきたいと思います。
公立中学校から高校進学を考える際に(ここでは特に大学進学を念頭に置く方をメインにお話ししますので、職業高校や専門学科のお話は控えます)、頭に置いておくポイントは次の2つの軸です。
・公立高校か私立(国立)高校か
・(私立の場合)進学校か大学の付属校か
この2つを組み合わせ、「公立の進学校」「私立の付属校」といった観点で高校選びをする必要があります。
ここでは、進学校を選択する前提で、高校選びのポイントを見ていきましょう。
高校選びのポイントになるのは、「偏差値」「進学実績」です。今回は偏差値を中心に見ていきましょう。
偏差値とは
偏差値というのは、自分の数値(テストの点数など)が、集団の中でどの位置にあるかを示すものです。平均点をとった人の偏差値を50であると仮定して、そこからの離れ方の程度が数値化されるのです。50より低いと平均より下、50より高いと平均より上ということになります。
よく「高校の偏差値」という言い方がされます。例えば「偏差値60の高校」というのは、「その模試の偏差値が60だった生徒は、80%(会社によって数字の基準は異なります)が合格している」という意味合いで使われます。
公立高校と私立高校では内申点の有無など入試形式が異なるので一概には言えませんが、おおむね60以上の偏差値の高校は、進学校と認識していいのではないでしょうか。65以上になると「難関校」と言えるのではないかと思います。
では実際に公立高校の偏差値を見てみましょう(とある模試会社のデータに基づいていますので、会社によって数値は変わります。あくまでも目安として)。
公立高校偏差値(第2学区上位校)
尼崎市が属する第2学区の公立高校ですと、昨年のデータで、
市立西宮高校(グローバルサイエンス推薦70、普通科特色選抜67、普通科一般選抜66)
尼崎稲園高校(単位制推薦68、単位制一般64)
市立西宮東高校(自然科学系推薦65、総合人間系推薦63、普通科一般選抜63)
県立西宮高校(単位制推薦60、単位制一般選抜59)
他に北摂三田高校(63~64)、宝塚北高校(63~69)などがいわゆる学区のトップ校に当たります。これらの高校が、いわゆる「進学校」。特に市立西宮や稲園、西宮東などは「難関校」と言えそうです。
尼崎市公立高校偏差値
尼崎市に絞ってみていきましょう。普通科のみを対象とし、工業系や体育科などは入れていません。
尼崎稲園高校(68~64)
尼崎北高校(56~54)
尼崎小田高校(54~49)
市立尼崎高校(53~52)
武庫之荘総合高校(47~46)
尼崎双星高校(46~45)
県立尼崎高校(45~43)
尼崎西高校(43)
進学校といえる高校を目指す場合は稲園高校一択と言えそうです。
その他(私立など)
これは挙げだすときりがなくなりますので、ここでは紹介しませんが、「みんなの高校情報」など、偏差値を検索できるサイトや書籍などで見てみるといいと思います。
次回はもう一つのポイント「進学実績」についてお話しします。
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