教材の選び方②塾教材

こんにちは。におか塾塾長の新阜(におか)です。

前回のお話に引き続き、教材の選び方のお話をしたいと思います。

前回は市販教材のお話でしたが、今回は塾教材について。

塾教材とは

学習塾向けに出版、販売されている教材です。

「新中学問題集」や「中学必修テキスト」、「シリウス」など、塾に通われた経験のある保護者の方なら、もしかしたら聞き覚えがあるかもしれません。

他に、塾が独自で作成、配布しているオリジナルのテキストもあります。中学受験専門塾や大学受験の予備校などがそうですね。

良い点、気を付ける点についてみていきましょう。

良い点

・問題が豊富

塾で演習や宿題に使用されることを考えられているため、市販教材に比べると、問題量や問題の種類が豊富です。教材によって異なりますが、「基礎→標準→応用→発展」のように、段階を踏んでレベルを上げた問題に取り組めるようによく工夫されています。

・現場の声を常に取り入れている

教材会社は塾に対して教材を販売しています。ですから、どうすれば塾の授業で使いやすいかや、どんな問題が欲しいかなど、塾の現場の声をどんどん取り入れて改良されています。市販教材がそうではないと言っているわけではありませんが、かゆいところに手が届く内容になっている優れたテキストが多いです。

気を付ける点

・塾に入らないと入手できない

当たり前と言えば当たり前ですが、塾用の教材なので、塾に入らないとテキストを入手することはできません。ネットオークションなどで出品されていることはありますが、基本的に個人での入手は困難だと思っておいた方がいいでしょう。

・塾での使用が前提なので、自学自習で使いにくい

これも当たり前の話ですが、塾教材は塾の授業での使用が前提で作られています。解答、解説も簡略なものが多いです。授業を受けないで自分一人で使って進めるのは、絶対に不可能とは言いませんが難しいです。塾の先生から、しっかり使い方の指導やサポートを受けながら適切に使用することで、高い効果が得られるものだと思っておく必要があります。

いかがでしょうか。最後に、塾教材についてのまとめです。

・塾教材は市販教材に比べて問題の量や内容が優れていることが多い

・ただし、塾に入らないと入手できず、仮に個人で入手できても塾に入っていないと使い辛い

という点に注意しましょう。

次回は通信教材についてお話しします。

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