原則として、塾での教科指導は、英数では
①グループ授業で予習(進学塾のような過度な予習や、教科書範囲を逸脱する内容は避けます)
②グループ授業内容の類題演習指導
③学校授業
④学校授業の復習(能力のある生徒の場合は、入試レベルの演習も課します)
⑤テスト前期間の再復習
⑥学期終わり、長期休みを利用した総復習(応用問題の挑戦など)
の流れで、同じ単元を5~6回勉強します。学校の宿題も活用できれば、さらに勉強回数は増えます。
理社は上記①②の予習パートは外し、復習に特化します。
国語は①②の予習パートを実力問題演習にあてます。
英語
グループ授業では、新出の文法事項を基礎的なテキストを用いて解説します。ここでは「書く」作業を徹底的に課します。学校教科書の順序にはあまり沿わず、体系的な理解と、英語を体で学ぶ経験を優先します。
学校授業の期間に入ると、教科書準拠ワークもしくは学校配布のワークを活用しながら復習に入ります。予習で解説していない文法事項が教科書に盛り込まれることがありますので、そこだけはグループ指導で説明していきます。
テスト前は学校配布のワークを最大限に活用し、再復習します。
長期休み等では文法事項の総復習を再度行い、長文問題や模試レベルの問題演習をグループ指導で行います。そののち、次学期の予習を開始します。
数学
基本的な進め方は英語と同様です。
基礎的なテキストで解説と類題演習をグループ指導で行い、予習をします。
学校授業期間は小テストなどを活用した復習と、レベルに合わせた自学復習をサポートします。演習課題はお子さんの成績ごとに設定し、量をこなすことを重要視します。できるお子さんであれば公立や私立の入試問題にもチャレンジさせます。
テスト前は学校ワークや教科書準拠ワークを用いた総復習を行います。
期末試験終了から長期休み等の期間は再度総復習を行い、入試問題や模試の問題を題材に応用問題の研究までもっていき、単元の総仕上げをします。そののち、次学期の予習に入ります。
国語
他教科と異なり、国語だけは学期中とそれ以外を明確に区別します。
学期中は定期テストの高得点を狙って、教科書準拠教材を用いて予復習を繰り返します。
期末試験終わりや長期休みの時期は一般的な文章読解や国文法の授業をグループ指導で行います。模試での高得点、実力テストでの高得点を目指して実力をつけていきます。
理科
理科(後述の社会も)は予習を外します。学校によって進度や進む単元の順番が異なることがあるためです。
学校復習を勉強の中心に据え、学校授業で単元の解説が済んだ後、すぐに復習にかかります。単元によっては学校授業と並行しながら進めます。
この流れでなだらかに演習レベルを上げ、定期テスト前には学校ワークがスラスラ解けるようになっている状態を目指します。ここまでの流れがクリアできていれば、入試問題などのレベルの高い問題に取り組ませ、さらなる点数の上積みを目指します。
理解が怪しい場合は、基礎問題をしつこく繰り返し、点数の下限を持ち上げる指導に徹します。
長期休みでは再度学期中の総復習を行い、塾ワークの再度の解きなおしを第一に課し、入試問題の検討を通じた実力アップまで復習で行います。
社会
社会も予習はしません。学校授業の進度に合わせて塾テキストの穴埋めを行い、確認問題をしつこく練習させます。学校ワークも最大限活用します。
テスト前までに、基本の事項を繰り返し叩き込む指導に徹し、テスト勉強が楽になるように学期中は過ごさせます。
テスト前では学校ワークの繰り返しと練習問題演習をさらに繰り返させます。
テスト終了後から長期休みは理科と同様総復習、確認テスト、模試や入試問題を通じて知識を「使う」訓練で実力を固めさせます。